My Roll on the show: Senior 3D Generalist
What I did:
- Modeling/Texture/Lookdev Lighting: for exterior building assets called "Lotus Casino Hotel”.
- Modeling/Texture/Lookdev: for some of the attractions for Hotel interior
More Details:
- software -
Maya (VRay), Photoshop, Nuke
Production credits:
CLIENT : 20th Century FOX
Director : Chris Colombus
ANIMATION & VISUAL EFFECTS: Digital Domain, Inc.
The first floor of the hotel exterior is live-action. Everything else is VFX set extension I created in CG. I was a generalist artist on this show and finished modeling, texturing, lookdev and lighting all at once in the same Maya scene. The interior of the "Lotus hotel" is an amusement park. We created a fancy park with a bulb light animation. I created some of the attractions for it.
2010年公開の映画「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のVFXの一部を担当しました。この頃、僕はコマーシャル部門の一員でしたが、スケジュールの都合もあって映画部門の方で作りきれなかった分を、コマーシャル部門で担当することになったのです。同じ映画を映画部門とコマーシャル部門で担当するのはそれほど珍しいことではありませんが、それぞれのワークスタイルは大きく違います。映画部門の方は分業が基本ですが、同じ映画のタイトルでも、コマーシャル部門で受注した場合はジェネラリストがショットの大半を、特に分業することもなく仕上げていきます。特に今回の場合はリグやアニメーション、エフェクト等の動きの要素が多くなかったため、特に分業する必要もありませんでした。
僕が担当したショットは、ホテルの一階部分を撮影して2階部分より上の階をCGで作るというものでした。この手の作業を、こちらでは「セット・エクステンション」と呼んだりします。つまり、セットで撮りきれなかった部分をVFXを使って拡張するという意味です。モデル自体がそれほど複雑でなかった点と、ライティングにムービングライト(電飾アニメーション)を多用することになっていたので、マットペイントではなくCGで制作することになりました。コンセプト・アーティストから2Dのグラフィックが上がってきていたので、まずはそれを参考にしてホテルの外観をモデリングし、UVを展開、テクスチャを描いて質感を施し、ライティング部分では電飾をライト・ソースにして遊んでみました。それらを全てMayaの同一シーン上で組み上げています。電飾のアニメーションは、他のモーショングラフィックス・アーティストがシーケンス・イメージを作ってくれたので、バルブのUVに上手く当てはめることで、電飾が動いているように見せました。
また、ホテル内の遊園地もCGです。手前の人物は撮影しましたが、噴水も含めて、それより奥は全てCGで置き換えました。個人的に、この仕事はとても楽しめました。かなり自由に仕事ができたからです。分業を前提した作業と違い、殆どを自分で決めて行けるので、待つことがない分作業もスムーズです。もちろんこのやり方で数百ショットを仕上げることはできませんが、自分の担当する数ショットであれば何の問題もありません。個人的に、こういった、映画の本体から外れたような「ワンオフ」(このショット限りの)仕事は、気分を変えるのにもうってつけだと思います。