My title on the show: Senior 3D Generalist
What I did:
- Modeling/Texture/Lookdev: for environment assets like bridge, tunnel and underground parking garage
- Lookdev: for hero car (C350 coupe)
- Lighting: Tunnel, Parking garage sequences (shots on this page for example)
More Details:
Whole environment we created needed to look like 3D view on google map as a concept. and we designed the whole computer generated virtual world using Maya and Nuke. Most of the environments were created in Nuke using 3D projection and added 2D trick to make it looks like 3D view of google map.
I was responsible for all environment assets especially created in Maya which are bridge, tunnel and underground parking garage as well as the shot lighting. After I rendered the environment, compositor applied several 2D effects to make it look like Google Street View.
- software -
Maya (VRay), Nuke, Photoshop
Production credits:
CLIENT : Mercedes-Benz
PRODUCT : C350 Coupe
AD AGENCY : AMV BBDO
Production Company : RSA Films, Digital Domain Inc.
Director : Carl Erik Rinsch
ANIMATION & VISUAL EFFECTS: Digital Domain Inc.
Mercedes Benz C350 CoupeのコマーシャルWeb企画で、"Escape the map"の紹介です。主人公がGoogle Mapのようなパラレル・ワールドに取り込まれてしまい、その世界の住人の力を借りて脱出のため奔走するというストーリーです。
コンセプトとしてGoogle Mapの3Dビューのような世界観を作るということがあったので、多くの背景は、実はNuke上で作られています。ごく簡単な3DモデルをMayaで作成し、objファイルとしてNukeに読み込み、複数の写真をプロジェクションしています。Google Mapの3Dビューというのは、システムの都合上、撮影時期が古かったり、解像度が低い写真などがパッチワークのように組み合わさって出来ているので、こちらもそういった効果を意図的に作りだすために、敢えて解像度を落としたり、ぼかしたりした画像を組み合わせたり、アニメーションさせたりしています。
僕が担当したのは、3DCGで作らなければならなかった、いくつかの背景アセット制作と、C350の外装、ショット・ライティングです。当時、英語がまだ弱く、なぜそこだけMayaで作るのか、疑問に思いながらも上手く質問できなかったのですが(苦笑)、橋やトンネル、駐車場といったいくつかの背景アセットは、Nukeではなく結局3DCGで普段通りの方法で作ることになりました。モデルはMayaで、テクスチャは、当時はまだMariを使っていなかったので、PhotoshopやNukeで準備しました。ルックデブはVRayです。
こういったコマーシャル作業になると、分業にも明確な決まりはなく、アーティストが出来るのであれば、特に分業することもなくどんどん作って行くことが出来ます。背景や車などのアセットなどの場合、分業をするよりも、むしろ一人でやってしまった方が早い場合もあります。モデルやUVなど、分業しようとすると必要以上に時間をかけてやることになるんですね。例えばですが、この建物は裏側が見えないので、表だけUVを張って裏はもういいや、という場合でも、仮にモデルとUVを分業するとなると、他の部署、テクスチャーやルックデブから文句を言われたくないので、モデラーはある程度きちんと、必要ないだろうと思う分までやってしまったりします。テクスチャーにしても、自分で質感を決めるのであれば必要なものを必要な分だけ準備すれば事足りるところ、そこを分業しようとすると、ルックデブアーティストに後々文句を言われないようにするために、必要以上のテクスチャーを描いてしまったりします。逆に言うと、それらのプラスアルファの要素が集まってクオリティレベルが上がって行くことも当然のことではあるので、結局は時間に対して必要なクオリティのレベルを見切ることが重要になって来ます。
劇車のC350は全てCGで、CADデータをもらってルックデブを施し、ショットに入れ込んでライティングするという流れでした。ライティングは現地で撮影したHDRを、Nukeのプロジェクション用にモデラーが準備していたラフな背景モデルにプロジェクションして使いました。太陽光源だけはHDRから切り離して、CGライトに乗せ変えましたが、特に難しいことはしていません。Google Mapの3Dビューのような世界観、というのはCGでレンダリングしたショットにも適応され、一旦リアルにレンダリングを施した後で、Nuke上で複雑なデジタルパターンやエフェクトを足して、敢えて2D的な要素を加えています。